第10回フォーラム振り返り

 振り返りアンケート 「今後、平和教育学を発展させるために考えられることをお書きください。
このようなフォーラムやコミュニケーションの機会が増えたらいいと思います。平和教育が正式的に国の教育カリキュラムに入って実践されることを期待しております。
平和教育をマーケティングの視点で広めていくこと。意識が高い学校の先生だけが実践できるのではなく、少しだけ関心がある学校の先生も現場で取り入れられる形に落としていくこと、そんなことを私はやっていきたいです。
今回のように海外の平和教育者を呼んでみるとおもしろいと思います。海外の平和博物館の館長さんを含めてです。たくさん知人がいます。
 私は日本語教育の分野でドイツの大学で教えているのですが、特に複数の言語・文化の中を生きる子どもたちにどのようなことばの教育ができるかについて考えています。民主主義教育、民主的シティズンシップ教育(複言語主義)の観点からことばの教育を行う可能性を信じています。そしてこの分野こそ学祭的な実践、研究が必要なのだと思います。個人の幸せから社会の平和へと、そして社会を変えていくことに繋がっていくことを一人一人が信じて行動していけるようになればと願っています。すみません、全くうまくまとめられていませんが、今日はとても勉強になりましたし、幸せな気持ちになることができました。本当にありがとうございました。
学問としての平和教育学は、理論と実践の両輪が必要だと考えます。「平和する」という動詞で示されるように、平和は紛争や戦争の対概念でも倫理・哲学の概念ではなく、その人の「生きざま」を顕すものとして、あらゆる場面で個人に「どちらを選ぶのか」と選択を迫る超個的概念だと思います。こうした「平和」について、次世代に何が残せるのか。。。平和教育学の発展に期待しております。(質問の答えになっていなくてごめんなさい)
今回の様な講演会やシンポジウムをご企画頂きたいです。
少なくとも日本を含む東洋(東アジア)における平和教育に関する思想や哲学を追究していくこと。
「平和」とは違うだろう思考感情意志行動態度を選び取っている人・集団・社会との「平和的な」対話の試みとその経験交流研鑽の場づくり。
できるだけたくさん学び合う機会を提供していただけると有り難いです。
平和教育実践を評価する際に、教育方法学的な研究(目標を設定し、それにそくした実践を行い、その効果を評価する)が多く見られるが、エスノグラフィーがあるとより詳細に現場で起こっていることがとらえられるようになるのではないか。
フォーラム開催を継続する。日本教育学会大会で「平和教育」の研究報告部会を開設する。平和教育学事典の増補を試行する。