平和教育学ラボとは

 平和教育学ラボとは
・平和教育学ラボとは、平和教育学ラボラトリー(研究室)です。英語では、Peace Education Studies Laboratory。

 平和教育学ラボの目的
・平和教育学ラボでは、平和教育の実践と理論について研究し、平和教育実践を理論面から支援することを目的とします。
・平和教育学が、アカデミックに平和教育実践をサポートすることにより、平和教育の実践が発展することをめざします。
・平和教育が教育現場で実践されるためには、その緊急性と必要性が認識され、教師を支持する周り(同僚や管理職など)の理解が大切です。

  活動方針
・平和教育学ラボでは、ネットなどでの情報提供を通じて、平和教育研究の成果を広く共有します。
・研究活動のねらいは、学校教員がアカデミックな視座から平和教育を実践できることをめざします。
・「平和教育学ラボ」のHPは、平和教育に関心がある大学生、平和教育を実践する学校教員や、平和教育についての研究者を読者に想定しています。
・平和教育学ラボの当面の研究課題として、戦争体験の継承と、戦争デジタル情報の利用形態とを明らかにします。

  研究方法
・平和教育学では、平和教育の実践と理論を研究対象とし、平和教育実践を理論面で支え、平和教育の諸問題の解決を促します。
・平和教育学は、平和学と教育学の接点領域として学際的な性格を持ちます。
・研究方法には、教育学、歴史学、社会学、心理学、国際関係論などによる方法が含まれます。現在のグローバル化社会において平和を実現するために比較教育的方法を取り入れ、平和教育の発展を図ります。

 戦争体験継承と戦争デジタル情報についての研究課題
課題@
・戦争体験者と非体験者の両エイジェントが、戦争体験継承においてどう相互に補完するかを分析する。
・新旧の継承エイジェントの転換過程に着目し、両者による戦争体験継承を比較考証する。
課題A
・戦争デジタル情報については、戦争デジタル情報の分析枠組を示す。
・戦争デジタル情報を利用して子どもに平和形成意識を啓発する過程を実証的に明らかにする。
・戦争デジタル情報を、学校教育で効果的に利用する方法を検討する。
課題B
・国内の中学生の意識調査によって、戦争体験の継承エイジェントの転換と、戦争デジタル情報の利用による啓発効果、とを分析する。
課題C
・戦争デジタル情報を発信するために、平和教育の公開オンライン授業を開設し、平和教育者の養成方法を試行する。
・ウェブ上にある戦争デジタル情報の教育的利用法などを発信する